ケショウフグ公開 日立沖で漁獲、飼育 県大洗水族館
8月に日立市沖で県内で初めて漁獲された熱帯の魚「ケショウフグ」1匹が21日、大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で一般に公開された。10月27日まで展示予定。
同水族館魚類展示課によると、ケショウフグは8月5日、日立市久慈町の久慈浜丸小漁協のシラス網漁師から、「まつげのようなものがある魚が網にかかった」と連絡があり、引き取って飼育すると、魚体の胴回りが2倍ほどに育ったため、一般公開に踏み切った。
ケショウフグはフグ目フグ科の魚で、沖縄諸島以南の琉球列島のサンゴ礁などに多く生息する。八丈島、相模湾でも時折発見されているが、本県沖では漁獲例が確認されたことはなかった。
おっとりした性格の魚で、目の周囲に放射状の褐色の線があるのが特徴。体長50センチほどになるが、今回漁獲されたのは40センチ程度で、ほぼ成魚とみられる。雌雄の別は不明。魚体には小型のコバンザメ3匹が付いており、「コバンザメが複数付いて展示されるのは珍しい」(同課)という。
飼育を担当した江美敦子主任は「熱帯のフグが成魚で本県沖で見つかるのは珍しい。黒潮に乗ってやってきたとみられるが、漁獲当時は魚体が細かったため、漁師さんもフグとは分からなかったようだ」と話した。
同水族館魚類展示課によると、ケショウフグは8月5日、日立市久慈町の久慈浜丸小漁協のシラス網漁師から、「まつげのようなものがある魚が網にかかった」と連絡があり、引き取って飼育すると、魚体の胴回りが2倍ほどに育ったため、一般公開に踏み切った。
ケショウフグはフグ目フグ科の魚で、沖縄諸島以南の琉球列島のサンゴ礁などに多く生息する。八丈島、相模湾でも時折発見されているが、本県沖では漁獲例が確認されたことはなかった。
おっとりした性格の魚で、目の周囲に放射状の褐色の線があるのが特徴。体長50センチほどになるが、今回漁獲されたのは40センチ程度で、ほぼ成魚とみられる。雌雄の別は不明。魚体には小型のコバンザメ3匹が付いており、「コバンザメが複数付いて展示されるのは珍しい」(同課)という。
飼育を担当した江美敦子主任は「熱帯のフグが成魚で本県沖で見つかるのは珍しい。黒潮に乗ってやってきたとみられるが、漁獲当時は魚体が細かったため、漁師さんもフグとは分からなかったようだ」と話した。