「しらす祭り」1万人にぎわう 大洗
秋に旬となる大洗のシラスをアピールする「大洗しらす祭」が6日、大洗町磯浜町の大洗漁港内の町魚市場で開かれ、県内外から約1万人(町まとめ)の人出でにぎわった。
多くの人たちの目当ては、取れたての生シラスをごはんに盛った1杯500円の「生シラス丼」。開始前から長い順番待ちの列ができた。漁協女性部員が笑顔で対応していたが、手を休める暇のない忙しさだった。
ホッキ貝の丼やつみれ汁、釜揚げシラスなども販売され、それぞれ人気。干物や野菜なども並び、好評だった。
家族で訪れた群馬県中之条町、会社員、橋爪秀夫さん(70)は、つみれ汁を食べながら「魚を買うつもりで(大洗町に)立ち寄った。おいしくて、すごい」と話していた。
台風でシラスの水揚げを心配していた大洗町の小谷隆亮町長も「漁業者の努力で祭りが開けてよかった」と笑顔だった。