ケーズスタ、増席求める署名提出 水戸市長、前倒し難色
サッカー・J2水戸ホーリーホックのJ1昇格要件である水戸市立競技場「ケーズデンキスタジアム水戸」(同市小吹町)の増席を市に求める署名活動を行ってきた「早期改修を求める会」(桜井謙一代表)は6日、約3万9千人分の署名を高橋靖市長に提出した。増席を2016年度末までに完了する方針を打ち出している高橋市長は、時期の前倒しには難色を示した。
桜井代表は「少しでも早く(増席してほしい)という気持ち」と強調し、16年度末より前の実現を訴えた。高橋市長は「たくさんの署名が集まり、皆さんの熱意は理解した。J1での活躍は私たちの希望だが、(競技場整備は)他の行政課題、政策の優先順位も踏まえて計画的に進めなければならない」と述べるにとどまった。
同競技場の芝生席を除く入場可能数は現在、約1万席。Jリーグが昨年9月に導入したクラブライセンス制度の「J1ライセンス」交付基準1万5千席を5千席下回り、成績にかかわらずJ1昇格は不可能な状況だ。
署名活動は同会メンバー6人を軸に2月から始め、JR水戸駅周辺や同競技場などで実施。常陽銀行や水戸商工会議所など県内47企業・団体、J1鹿島アントラーズなど他クラブのサポーターの賛同、J2水戸の選手の呼び掛けもあり、9月まで8カ月間の活動で県内外から3万8911人分の署名を集めた。
9月には高橋市長が、日本陸上競技連盟の第2種以上の公認陸上競技場の認定を同競技場が維持するため、認定更新時期の16年度末までに芝生やトラックを改修し、これに合わせて増席工事も行う方針を明言している。
桜井代表は「活動はホーリーホックに関心を持ってもらう機会にもなった。J1ライセンス交付に関してJリーグにはもっと柔軟性を持ってもらいたい」と話した。











