つくば・筑波高校で百人一首大会
つくば市北条の筑波高校(高橋郷史校長)で16日、新春恒例の百人一首大会が始まり、全校生徒が参加して熱戦を繰り広げた=写真。同校では古典学習の一環として1972年から大会を開いており、今年で42回目を迎えた。
小倉百人一首には「筑波嶺の峰より落つるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる」(陽成院)という筑波山にちなんだ歌がある。昨年12月から国語の授業の中で訓練を積んできた生徒らは上の句が詠み上げられると、身を乗り出して札を取り合っていた。
きょうは筑波小(同市国松)の児童らを招待、筑波大歌留多部による実演が披露される。本年度創部した筑波高校かるた部の部長を務める2年の鈴木くるみさん(17)は「これを機会にかるたに親しむ生徒が増えてくれれば」と話していた。