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「時間よし。出発進行」 水戸、列車運転を体験

列車の運転シミュレーターを体験する乗務員の制服に身を包んだ児童=水戸市宮町
列車の運転シミュレーターを体験する乗務員の制服に身を包んだ児童=水戸市宮町


「時間よし。出発進行」-。JR水戸支社の「訓練体験ツアー」が24日、水戸市宮町1丁目の訓練センターで開かれ、小学4〜6年の児童19人が列車の運転士が実際に訓練で使用する運転シミュレーターを体験した。

運転シミュレータは、列車の加速とブレーキを制御するハンドルや速度計などの運転台を備えた訓練機。前方のスクリーンには速度と連動した映像が流れるほか、揺れや音なども本物に近い状態で再現される。参加した児童はこの運転席に乗り込み、2、3駅の区間で列車の“運転”に挑戦した。

将来は運転士になりたいというひたちなか市はしかべの安藤蒼真君(10)は、緊張した面持ちでハンドルを操作。「アクセルとブレーキの調整が難しく、停車駅では少しオーバーランしてしまった」と悔しげな表情を浮かべた。ただ、運転中に「水郡線で事故発生」との無線連絡が入ると、的確な操作で緊急停止作業を行った。

このほか、特急などの発券業務や信号や踏切などの異常対応に備える訓練車(ミニ電車)運転なども行った。

(前島智仁)



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