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茨城の食材を堪能 都内のシェフが笠間視察

ハウスでブドウの育成の説明を受ける参加者=笠間市安居
ハウスでブドウの育成の説明を受ける参加者=笠間市安居


全日本司厨士協会東京地方本部城西地区本部の「食材の宝庫茨城 魅力をさぐるツアー」が17日、笠間市で行われ、会員40人が新品種の育成や栽培技術を視察するとともに、生産者などと交流しながら茨城の味を堪能した。

同ツアーは、同本部が実施している研修会の一環として実施された。

一行は、同市安居の県農業総合センターで、米の「ふくまる」「一番星」やナシの「恵水」など新品種の育成や研究などについて説明を受け、試食も実施。ほ場などでブドウやナシの栽培状況を視察した。

この後、同市平町の北山公園で、常陸牛や栗豚、ジネンジョ、アワビ、伊勢エビ、ブドウなど、県や同市の食材をバーベキューで味わいながら、生産者などと交流した。

ホテルの料理長を務める小林正信さんは「努力しておいしいものを作ろうという姿勢に感動した。機会があれば自分のホテルでも使ってみたい」。クルーズ船の副料理長、中村徹也さんは「これだけ隠れた食材があることにびっくりした。もっとPRしてもらえれば」と驚いた表情を見せた。

県販売流通課の田中仁士課長補佐は「都内のシェフなどをアンバサダー(大使)に委嘱して、県の食材のPRにつなげていきたい」と話した。(照沼久夫)



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