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ラッコ「トニー」20歳祝う 県大洗水族館

プレゼントされたサケの切り身の氷漬けを味わうラッコのトニー=大洗町磯浜町(アクアワールド県大洗水族館提供)
プレゼントされたサケの切り身の氷漬けを味わうラッコのトニー=大洗町磯浜町(アクアワールド県大洗水族館提供)


大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で2日、国内最高齢のラッコ「トニー」が満20歳を迎え、職員から「特製ケーキ」をプレゼントされた。誕生日を祝われたトニーは終始ご機嫌の様子だった。

同館によると、トニーは雄で、神戸市立須磨海浜水族園で生まれた。新潟市水族館マリンピア日本海で育ち、2006年12月に繁殖目的で県大洗水族館に貸与された。全長約140センチ、体重約32キロで食欲旺盛という。

国内で飼育されているラッコは16頭。ラッコの平均寿命は15〜20歳で、過去に推定25歳のラッコが国内で生存したという記録が残っている。

トニーの誕生会がこの日昼、ラッコ展示水槽前で開かれ、大勢の子どもたちが集まった。トニーにはケーキ状に盛り付けられたサケの切り身の氷漬けがプレゼントされ、器用に腹に抱えてプールの中でじっくりと味わった。

父親と一緒に同館を訪れた水戸市の徳永夏峰(なつね)ちゃん(4)は「トニーは(ケーキを)おいしそうに食べていた。かわいかった」と笑顔で話した。

 (小野寺晋平)



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