2014年10月21日(火)

ドキドキの土器野焼き 筑西竹島小

焼き上がった縄文土器の取り出し作業を見守る児童たち=筑西市立竹島小
焼き上がった縄文土器の取り出し作業を見守る児童たち=筑西市立竹島小

筑西市稲野辺の市立竹島小学校(大山慎一校長)で20日、縄文土器の野焼き体験が行われた。5年生46人が校庭で自作の土器を焼き上げ、完成した土器に笑顔を見せながら、縄文人の生活や文化に思いをはせた。

土器作りは、児童の歴史学習への関心を高めるのが目的。講師を務めた前竹島公民館長の飯泉利明さん(71)が、同校勤務時の1989年から毎年行っている。児童は5月2日、粘土に模様を付けて土器を野焼き前まで完成させ、大切に保管していた。

この日は直径約2メートル、深さ約15センチの円形の穴の端に土器を並べ、中央に置いた廃材や落ち葉に火を付けて、粘土に含まれる水分を蒸発させた。火が弱まるごとに土器の向きを変え、約4時間かけて完成。児童は炭の中から自分の土器を見つけると「あった」と歓声を上げた。

無事に土器が焼き上がった市村颯さん(10)は「暑くて一日掛かりの作業。縄文人の大変さを知った」。作品が割れてしまったという小貫花音さん(10)は「縄文人の土器作りは必ず成功したわけではないことが分かった。縄文時代の工夫に興味が湧いてきた」と話した。

児童と作業をともにした大山校長は「昔の人の苦労と現代の便利さを感じたと思う。体験を通じて発想力や粘り強さを身に付けてほしい」と目を細めた。

児童たちの作品は25、26の両日、同公民館で開かれる竹島地区文化祭で展示される。
(溝口正則)



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