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タイの高校生、県教育長訪問 日本文化体験を報告

県立水戸農高と交流を続けるタイの高校生ら=県庁
県立水戸農高と交流を続けるタイの高校生ら=県庁


県立水戸農高(外ノ岡政典校長)と姉妹校になっているタイのヴィエンチャイ・ビッタヤム高の生徒と教員計14人が28日、県庁を訪れ、小野寺俊教育長に「日本食がとてもおいしい」「大勢で初めて一緒に風呂に入った」などと交流の様子を報告した。


両校の交流は1992年に始まり、水戸農高からの訪問2回ごと、タイ側から1回来日するペースで続けられ、姉妹校提携を昨年結んだ。

一行は20日に来日し、水戸農高の寮での宿泊や、生徒宅でのホームステイを通じて日本文化を体験。同高では園芸や畜産など各科での実習を行ってきた。

この日の訪問で、プロムリン・マーナット校長は「タイ北部の小さな学校だが、私たちに交流の機会を与えてくれてありがたい」とあいさつ。生徒たちはそれぞれ日本語で自己紹介し、ノーイキィアオ・サターポーンさん(17)は「日本の文化や伝統を学ぶことができプラスになっている。異文化の中にも思いやりの心は共通だ」と話した。

小野寺教育長は「新しい発見があったことでしょう。高校生同士の交流が広がることは意義深い」と歓迎した。その後、生徒たちからは「すしとラーメンがおいしかった」「日本の教室はきれい」などの感想が出された。

一行は11月2日に帰国する。  

 (小池忠臣)



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