「命の大切さ知って」 羽黒小で被害者遺族訴え
桜川市友部の市立羽黒小学校(塚本柳一校長)で11日、「人権週間」(12月4〜10日)に合わせて、命の大切さや、犯罪や交通事故の加害者・被害者にならないために必要なことについて考えてもらおうと、命の授業講演会が開かれ、2〜6年生児童が犯罪被害者の遺族から学んだ。同小PTA(川崎慎二会長)が主催。
講師に招かれた、NPO法人いのちのミュージアム(東京都日野市)の鈴木共子代表理事が「今を生きているきみたちへ」をテーマに話した。鈴木代表理事は彫刻作家の夫をがんで失った後、2000年に大学に入学したばかりの一人息子の長男を悪質な交通事故で奪われた。
講演の中で鈴木代表理事は「母親にとって大切な宝(息子)。それが一瞬にして飲酒・無免許運転でパトカーから逃げていた車に奪われてしまった。あの日のことを思い出すと体が震えてしまう。無残な遺体と対面した時、子を守れなかった自分を責めた」と振り返った。
鈴木代表は子どもたちを前に「ぜひ飲酒運転しようとする人がいたら勇気を持って止めてほしい。新たな犠牲者が生まれないよう伝えていかなければ。1人の死を無駄にしないで」と呼び掛けた。
校内では、NPO法人が全国で展開している「生命(いのち)のメッセージ展」(8〜12日)も行われ、理不尽に命を奪われた犠牲者たちの等身大パネルと遺品なども展示している。 (大高茂樹)











