110番、正しく利用を ブラジル人生徒一日署長 常総署
「110番の日」を前に常総警察署(深川仁志署長)は9日、ブラジル人学校の生徒2人に一日署長を委嘱した。同市水海道淵頭町で行った街頭キャンペーンでは、買い物客に正しい110番の利用を呼び掛けた。
一日署長を委嘱されたのは、常総市内などのブラジル人学校に通うジュリアーニ・アヤカ・イソノさん(8)とルーカス・ケナイ・ナラザキ君(8)。
制服姿の2人は委嘱状を手渡され、敬礼で応えた。街頭キャンペーンで、ブラジル人の買い物客に会うと、ポルトガル語で陽気に会話。「かっこいい」と言われ、「うれしい」と笑顔を見せた。常総市には日系ブラジル人ら約3800人の外国人が住む。日本人と外国人が安全に暮らせるよう、同署は外国人集住地域総合対策のモデル警察署となっている。
深川署長は「管内の110番は1日平均17・5件。中には相談ごとや地理案内もあるので、正しく利用を」と訴えた。 (松田拓朗)