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衛星から「地上の星」撮影 守谷・住民ら262人参加

衛星写真撮影のため、アルミのポンチョをかぶりポーズを取る参加者たち=守谷市板戸井
衛星写真撮影のため、アルミのポンチョをかぶりポーズを取る参加者たち=守谷市板戸井


人工衛星を使い大地に星座を描く「だいちの星座プロジェクト-つくば座・もりや座」(アーカスプロジェクト実行委員会主催)で、守谷市上空からの衛星写真撮影が7日、同市板戸井の「もりや学びの里」などで行われた。市内12カ所で、地域住民ら計262人が「もりや座」の撮影に参加した。

同プロジェクトは陸域観測技術衛星「だいち2号」の、地表観測機能を利用。衛星が同市上空を通過する際、地上のリフレクター(電波反射器)に反射した様子を撮影させることで、“星座”のような画像を作成する。先月、つくばでも同様の撮影が行われた。

リフレクターは金網やパイプを用い、参加者が事前に作成。また、参加者自身も特殊なアルミシートをかぶり、「人間リフレクター」となった。

7日はあいにくの雨だったが、参加者は笑顔で撮影に加わった。衛星が近づくと思い思いのポーズを取り、「もりや座」の一部となった。参加した同市の飯塚雄大君(11)は、「星になった気分。人工衛星はロマンがあるなと思った」とにっこり。

同地上絵制作技術を開発した、金沢美術工芸大の鈴木浩之准教授は「芸術と科学の融合。住民のポーズにより、偶然できるデザインが面白い」と話している。「つくば座」「もりや座」の写真は4月18日から、もりや学びの里で展示予定。(安ケ平絵梨)

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