献血ルーム 水戸駅南口に開所 若年層にアピール
県赤十字血液センター水戸出張所が20日、JR水戸駅南口のエクセルみなみ6階に移転オープンした。来場者がゆったりくつろげるよう「家」をイメージできる雰囲気とし、受付・待合スペースは明るく開放感のある雰囲気に仕上げた。減少傾向にある若年層やファミリー層の取り込みを目指す。
出張所の愛称は「献血ルームMEET」。面積は約420平方メートルで、同駅北口にあった従来の出張所より約80平方メートル広くなった。
受付・待合スペースは明るい色遣いが特徴。木目調のテーブルや椅子などが並び、雑誌や漫画、新聞なども多数そろえる。
採血室は白を基調として床やドアに木材を多用、温かみのある雰囲気とした。計10台のベッドはナースカウンターを囲むように配置され、献血者同士の目線が重ならないよう工夫。将来的にはベッド数を14台に増やす計画もある。
同センターによると、全国的に若年層の献血者数は減っており、県内でも特に20代と30代の減少が目立つ。このため、水戸出張所の島村弘所長は「若い人もぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と協力を呼び掛けている。
献血の受け付け時間は午前10時から午後0時半(成分献血は正午まで)と、午後2時から午後5時半(同午後5時まで)。22日の成分献血は予約者限定。
(戸島大樹)