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「門」再生や見晴らし台 水戸城跡景観整備

水戸城跡の大シイ前。中学生ガイドが周辺を案内した。右後ろが再生整備された「杉山門」=水戸市三の丸
水戸城跡の大シイ前。中学生ガイドが周辺を案内した。右後ろが再生整備された「杉山門」=水戸市三の丸


水戸市三の丸の水戸城跡で、登城口だった「杉山門」が再生されるなど、往時をしのばせる景観整備がひと区切りした。これを受けて三の丸自治コミュニティ連合会(佐々城昭会長)などは4日、県立水戸三高周辺で完成式典と現場見学会を行った。住民らは「第1段階が完成した。さらに2019年度までには、大手門や二の丸角櫓(すみやぐら)の復元をやり遂げ、市民の誇りとしたい」と、強い決意を見せていた。


今回完成したのは、水戸城南側の出入り口だった「柵町坂下門」と、同じく北側の出入り口だった「杉山門」。これらは、国道51号や那珂川河畔から城跡へ通じる市道の歩道に整備され、拡幅された車道部分は対面交通が可能になった。また、水戸三高南側と茨城大付属小北側が白壁に変わり、歴史的景観の城の風情を高めた。水戸三高北側とテニスコートにも本年度中に白壁工事が行われるという。

式典と見学会には、地元選出国会議員や水戸市幹部、周辺学校長、地元住民ら200人余が参加した。

式典で佐々城会長は、大手門の扉が発見された09年を機に盛り上がった歴史景観整備の動きを振り返り、「立派な景観整備ができた。大手門、角櫓を復元する動きも具体化した。われわれの夢が実現した思いだ」と喜びを表現した。

式典後には、市立水戸二中生の観光ガイド「魁(さきがけ)二の丸隊」の案内を受けながら、再生された門や同中敷地内に整備された見晴らし台を見て回った。

ガイドに当たっていた中学3年生の岩田樹さん(14)らは「歴史を深く勉強するようになった。二中は彰考館跡地であり、全国から選ばれた武芸者の大会開催地だった。そこで学ぶ誇りを感じている」と話していた。

   (武藤秀明)

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