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県立こども病院 アート描き内装一新

子どもが手を伸ばしたくなる窓がある通路=水戸市双葉台の県立こども病院
子どもが手を伸ばしたくなる窓がある通路=水戸市双葉台の県立こども病院
式典でテープカットする土田院長、患者代表の栗田詩織さん、五十嵐徹也病院事業管理者(写真右から)
式典でテープカットする土田院長、患者代表の栗田詩織さん、五十嵐徹也病院事業管理者(写真右から)


水戸市双葉台3丁目の県立こども病院(土田昌宏院長)で1階内装工事が完了し、8日、関係者を招いて完成式が行われた。通路の壁や診察室の扉に海の動植物などのアートを描き、子どもたちや保護者の気持ちを和らげている。同病院は1985年開院。施設全体が老朽化したことから、3カ年計画で県が全面改修に踏み切った。2013年度は屋上デッキと中庭。14年度は1階外来など共用スペースの内装改修を行った。30周年を迎える本年度、2階の改修工事で完了させる。

同病院の内装はシンボルマスコット、ラッコの親子「ララココ」を中心に、海の仲間たちが館内を案内する趣向。検査室の入り口通路には灯台が点滅し、壁には触りたくなる木や陶の作品が貼り付けられている。

式典では土田院長と五十嵐徹也病院事業管理者、患者を代表して栗田詩織さん(19)がテープカットした。音楽団体のNPO法人「ポルターモ」がピアノとフルートの演奏会を行った。土田院長は「子どもの喜びそうなアートで埋め尽くされ、イメージが良くなった。こども病院は、子どものために造られ、子どもが楽しめる雰囲気も大事。待ち時間も楽しんでほしい」と満足そうに話した。 (小田内裕司)



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