米派遣研修から帰国の青木医師、日立市長に報告
日立市と国際親善姉妹都市の米国バーミングハム市の病院に短期派遣されていた同市の日立製作所日立総合病院の外科医、青木茂雄さん(38)が8日、同市役所を訪問し、吉成明市長に帰国報告を行った。青木さんは「自分の視野も変わった。人間として、医師として成長したことを患者に還元したい」と語った。
同病院では派遣事業を医師に対する研修プログラムの一つとして位置付け、若手医師の国際感覚と高度な技術を習得した人材の育成などを目的に実施している。
青木さんは3月25日から4月5日まで、アラバマ大学バーミングハム校付属病院で外科手術に立ち会い、地元の日本医師らとの交流も図った。
青木さんは「一つの手術に関わってくる人の多さに驚いた」と、日本の病院との違いなどを説明。吉成市長は「成果を今後の医療活動に生かしてほしい」と期待を寄せた。(飯田勉)