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ホテルや旅館、パスタ料理を 日立 調理のコツ学ぶ

パスタの盛り付け方を実演する神保佳永シェフ(左)=日立市幸町
パスタの盛り付け方を実演する神保佳永シェフ(左)=日立市幸町


一流シェフから料理を学び、地域活性化や誘客に結び付けようと県ホテル旅館生活衛生同業組合日立支部(萩庭晴秀支部長)は7日、東京ガス日立支社(日立市幸町)で神保佳永さんを講師に招いた料理教室「本気のパスタ勉強会」を開いた。同組合日立支部に所属する市内のホテルや旅館の関係者約30人が参加し、パスタ料理の基礎やおいしく調理するコツなどを真剣に学んだ。

料理教室は初めての開催。「震災前は約33万人の海水浴客が市内を訪れていたが、原発事故後、約6万5千人に減少し、ホテルなどの利用客も減ってしまった」(萩庭支部長)ことから、日立を“美食のまち・ひたち”として全国に売り出し、交流人口拡大に結び付けるのが狙い。将来的には、今回学んだ料理の基礎を各ホテルや旅館がアレンジして「神保シェフの冠をつけたオリジナルパスタを完成させたい」(同)としている。

この日は、日立市出身で都内のレストラン「Ristorante HATAKE AOYAMA」で総料理長を務める神保シェフが「魚介と常陸野菜をつかった季節のパスタ」をメニューに、パスタの選び方・ゆで方、野菜の切り方などを解説。手際よく模範調理をした後、参加者たちは神保さんのアドバイスを受けながら各テーブルごとに実践した。

神保さんは「料理には必ずベースがあって、その先に応用がある。県北地域にはおいしい食材がたくさんあり、和洋中料理のヒントにつながればいい」と話した。料理教室は今後も定期的に開催する予定。(小室雅一)



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