神輿練り歩く 下館祇園まつり開幕
筑西市の夏の風物詩として知られる「下館祇園まつり」が23日、同市甲の羽黒神社や下館駅前の稲荷町通りなどを会場に開幕した。初日は時折雷雨のあいにくの天候だったが、びっしょりになりながら神輿(みこし)を担いだ。まつりは26日までで、同日早朝に勤行川大橋下流で大神輿を清める「川渡御」でクライマックスを迎える。
祭りは羽黒神社の神事。担ぐ神輿としては日本一の重さ(約2トン)の平成神輿や、日清戦争の戦勝記念として建造された明治神輿、女子神輿、30ほどの子供神輿が市内を練り歩き、祭り期間中は大勢の見物客でにぎわう。
24日(午後6時〜)は子供神輿連合渡御、25日(同6時〜)は近隣からの神輿や山車が加わる「わっしょいカーニバル」を開催。最終日の川渡御はここ数年、河川の増水により川の中で神輿をもむ姿が見られなかったが、昨年は2010年以来4年ぶりに行われた。 (大高茂樹)