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中高生、手話に挑戦 常陸太田セミナー 福祉やボランティア学ぶ

手話を学ぶ中高生ら=常陸太田市高柿町
手話を学ぶ中高生ら=常陸太田市高柿町


常陸太田市内の中高生が福祉やボランティア活動について学ぶ「福祉チャレンジセミナー」(市社会福祉協議会主催)が7月28日、始まった。市内の中学1年〜高校3年生まで総勢約130人が参加し、3日間にわたって手話や車椅子体験など福祉やボランティアの基礎知識を学ぶ。


同セミナーは中高生を対象に、福祉やボランティア体験を通して、助け合いや思いやりの心を育んでもらおうと毎年開いている。

同市高柿町の市交流センターふじで行われた手話体験には27人が参加。手話サークル「もみじの手」のメンバーの指導を受け、あいさつや数字の表し方など基本的な表現方法を学んだほか、名前や誕生日を交えた自己紹介を教わったり、全員で「夜空ノムコウ」を手話で歌ったりした。

手話初体験という県立佐竹高3年、大高望美さん(18)は「手話一つ一つに思いが込められていると感じた。必要なときに実践できるよう勉強したい」と充実した表情を見せた。手話で困っている人を見掛けたことがきっかけで参加を決めたという市立太田中1年、井坂郁哉君(12)は「手だけで伝える難しさを知った。きちんと覚えて困っている人がいたら助けてあげたい」と話した。

この日は点字体験も行われ、参加した約50人が名刺作りなどに挑戦した。7月29日に車椅子体験などを行い最終日の8月11日には市内の福祉関連施設で交流活動などに取り組む予定という。(朝倉洋)



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