7月に開かれた学生の国際総合競技大会「ユニバーシアード夏季大会」のゴルフ女子個人で銀メダルに輝くなど躍進している笠間市出身、中央学院大2年の金沢志奈さん(20)が3日、同市中央の市役所に山口伸樹市長を訪ね、プロで賞金女王を目指すなど抱負を語った。

同大会は韓国・光州で開催され、金沢さんは首位に4打差の2位となり、銀メダルを獲得。このほか、8月の関東女子学生選手権で連覇を達成、日本女子学生選手権で2位に入るなど、目覚ましい活躍を見せている。

父の勧めで8歳からゴルフを始め、市立友部二中、岩瀬日大高を経て同大に入学。各年代でトップレベルの力を発揮してきた。

訪問では、ユニバーシアードについて「首位に追い付けず、力の差を感じた。うれしさより悔しい気持ちが強い。もっと技術、精神面を鍛えなければと思った」と振り返った。

さらに「常に笑顔で明るく心の強い選手になりたい。(プロ入りして)賞金女王になり、世界に羽ばたく」と力強く語った。

山口市長は「笠間市出身で第1号の女子プロ選手になり、地元を盛り上げてほしい」と述べ、さらなる飛躍に期待を寄せた。(今井俊太郎)