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鬼怒川決壊 元巨人・仁志さん 豪雨被害の常総・結城 4高校慰問 球児激励

仁志敏久さん(中央)を囲んで記念写真を撮る石下紫峰高の野球部員ら=常総市新石下
仁志敏久さん(中央)を囲んで記念写真を撮る石下紫峰高の野球部員ら=常総市新石下


古河市出身の元プロ野球・巨人の選手、仁志敏久さんが22日、関東・東北豪雨で被害を受けた常総、結城両市の県立高校を慰問し、野球部に野球道具を届けた。「何かできることをしたかった」と仁志さん。写真撮影にも気軽に応じ、球児たちを激励した。

訪問先は鬼怒商、石下紫峰、水海道一、水海道二の4校。各校に足を運び、それぞれ金属バット5本、練習用のボール240球を手渡した。

石下紫峰高は部員6人のうち、4人の自宅が被災。グラウンドは水没したため練習条件が悪く、ピッチングマシンも故障したままだ。

同校の山中我生主将(16)は「プロの選手に会うのは初めて。気持ちが引き締まった」と話し、江連昌治監督(42)は「仁志さんの思いは選手たちの心に届いた」と感謝した。

鬼怒商高の須藤伸一監督(50)も「仁志さんの気持ちは本当にありがたい。ボールは早速使わせていただく」。小室寛人主将(17)は「支援してもらえてうれしい。大事に使っていきたい」と話した。

仁志さんは「地元の人から被害を聞き、非常に身近に感じていた。公立校にとって道具はとても大切。早く元の環境で練習できることを願っている」と話した。(今橋憲正、溝口正則)



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