小山の大麻工場摘発 営利栽培容疑 組長ら3人逮捕 結城署

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結城署と県警薬物銃器対策課は17日、栃木県小山市で大麻の栽培工場を摘発、大麻取締法違反(営利目的栽培)の疑いで、指定暴力団住吉会系組長ら組関係者3人を現行犯逮捕した。同署などは大麻草47鉢と大量の乾燥大麻などを押収、末端価格で1500万〜2千万円程度になるとみられ、過去10年間に県警が摘発した最高額となる。県警は、大麻栽培が暴力団の資金源になっていたかどうかを調べるとともに、他の関係先の捜索を進める。

逮捕されたのは、小山市の住吉会系動力団組長(60)、同市の同幹部(58)、栃木市の同組員(33)の男3人。

逮捕容疑は同日、元性風俗店と雑居ビル内で、営利目的で大麻を栽培した疑い。

県警によると、組長は「栽培はしていたが趣味だった」と容疑を否認し、他の2人は容疑を認めている。

同署などは同日午後1時すぎから、捜査員約50人態勢で、いずれも組長名義で小山市小山の一部2階建て元性風俗店と、同市城山町の4階建て雑居ビル3階の2カ所を捜索。段ボール箱2箱と40リットル袋10袋分の乾燥大麻、栽培中の大麻47鉢、雌花約110グラム、水耕栽培ポット60苗などを押収した。成長促進ライトなど栽培用器具も見つかった。組長の自宅からは現金3千数百万円を押収した。

2カ所の栽培工場内では、大麻の成長度合いごとに部屋を分けて栽培していたという。

県警は7月にも、つくばみらい市と美浦村で大麻栽培工場を摘発し、末端価格1千万円相当の乾燥大麻や大麻草を押収している。



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