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遡上サケ捕獲順調 筑西の漁協、水没のふ化場復旧

鬼怒川を遡上するサケを捕獲する鬼怒小貝漁協の組合員=筑西市女方
鬼怒川を遡上するサケを捕獲する鬼怒小貝漁協の組合員=筑西市女方


筑西市の鬼怒川で、遡上(そじょう)するサケの捕獲が本格化している。捕獲は、資源確保に向けた人工ふ化のため、鬼怒小貝漁業協同組合(中川行雄組合長)が毎年実施。今年は、9月の関東・東北豪雨による水害で同市女方のサケのふ化場が約2メートル水没し、大量の泥が流れ込むなどした影響で、捕獲作業の開始が1週間遅れた。中川組合長は「水害直後は今年はサケ捕獲ができないと諦めていたが、例年より遅れたものの開始することができた」と笑顔を見せた。

同漁協は川幅いっぱいに二重に網を張り、昼と夜の2回、網にかかったサケを捕まえる。1日100〜150匹が網にかかる。年間5千匹近くを捕獲し、約70万粒の卵を取り出して受精させ、人工ふ化させている。

捕獲作業は7日に始まり、29日まで続けられる。人工ふ化させた上、来年1月下旬から、約30万匹の稚魚を鬼怒川などに放流する予定だ。

水害でふ化場には泥が約5センチたまったが、組合員らが総出で洗浄作業に取り組んだほか、水没で故障した機械類も修理し、すべて元通りになった。

中川組合長は「サケの遡上は鬼怒川が日本の南限。今年は網を張るのが遅れたが、捕獲は順調」と話す。

ふ化場近くの同川では22日も組合員十数人が川に入り、網にかかったサケを捕獲。ふ化場に運んで採卵作業に取り組んだ。

この日は市内の小学6年生を対象とする土曜学習「筑西探検」(市教委主催)が実施され、子どもたちが一連の作業を見学。市立河間小の仙波彪斗(あやと)君(12)は「冷たい川の中の作業は大変だと感じた。採卵作業は初めて見た」と話した。(大高茂樹)

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