県内初の潜水訓練施設 土浦 新消防庁舎を公開
25日から業務を開始する土浦市消防本部・土浦消防署の新消防庁舎が22日、同市田中町の現地で報道陣に公開された。霞ケ浦での水難事故に対処する県内初の潜水訓練施設(水深5メートル)など、さまざまな災害や事故を想定した訓練塔を整備したのが特徴。
東日本大震災や常総市での水害など、近年甚大な災害が発生していることもあり「災害に強く持続可能な庁舎」を基本方針の一つに据えた。全館免震構造で、自家発電設備は屋上に置いた。自家給油所(ガソリン・軽油各1万リットル)を備え、井戸により給水を確保した。
宇都野和司消防長は「自然災害に強く、あらゆる訓練に対応できる消防庁舎ができた。市民が訪れてみたいという親しみの持てる庁舎にしたい」と語った。