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陶と調和、地元産食材 市民ら、目と舌で楽しむ 笠間

笠間焼の八寸皿に盛り付けられた地元食材などの料理=製陶ふくだ
笠間焼の八寸皿に盛り付けられた地元食材などの料理=製陶ふくだ


笠間市特産の笠間焼の器で地元食材をふんだんに使った料理を楽しむイベントが21日、同市下市毛の陶工房「製陶ふくだ」で開かれ、同工房6代目の福田勝之さん(53)制作の皿に料理人の自信作が盛り付けられ、参加者たちは陶と料理の調和を堪能した。

笠間焼と地元食材を見直す機会をつくろうと、福田さんが初めて企画。この日のために、風をイメージした波模様をあしらい、黒天目の黒を基調とした八寸角皿と、織部釉(ゆう)のしぶきを付けて雲のような模様を演出した円形の八寸皿を仕上げた。

料理は中川学園調理技術専門学校(水戸市)の統括部長を務める真嶋伸二さん(60)ら指導者と生徒計4人が調理。ホウレンソウで彩りを加えた青菜入りだし巻きや「味わいポーク」のヒレ肉の柔らか蒸し、ジネンジョのたまり漬けなど、笠間市産食材の料理を中心に11品を盛り付けた。

イベントには事前申し込みのあった市民ら20人が参加。皿と料理一品一品を眺めて見た目の美しさを楽しんでから、じっくり味わった。笠間市笠間、栄養士、根本沙織さん(28)は「器が料理を引き立てている。地元には良い食材がたくさんあることを実感し、誇りに思った」と笑顔で語った。

福田さんは今後、季節ごとに同様の企画を実施していくという。 (今井俊太郎)



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