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石井竜也さん、北茨城・大津小訪問 後輩児童と音楽交流

大津小学校で児童と「世界の絆」を歌う石井竜也さん=北茨城市大津町
大津小学校で児童と「世界の絆」を歌う石井竜也さん=北茨城市大津町


宮城県や福島県など東日本大震災の被災地を11日から順次訪問しているアーティストの石井竜也さんが14日、出身地の北茨城市を訪れ、母校の大津小学校(竹内克直校長)で児童と音楽で交流したほか、市役所で豊田稔市長や石田奈緒子副市長と懇談した。

大津小学校では、2011年に当時の大津小6年生児童33人と石井さんが一緒に作った曲「世界の絆」を約150人の子どもたちと大合唱。このほか、石井さんが震災直後に東北の人々を元気づけようと制作した「ヒハマタノボル」や、米米CLUBの代表曲の一つ「浪漫飛行」を熱唱し子どもたちは歌に合わせて跳ねたり踊ったりとノリノリだった。

6年の石川海音さん(12)は「石井さんはキラキラしているイメージで、きょうのことはずっと忘れないようにしたい。歌って、踊って、テンション上げて、楽しい時間だった」と笑顔。同じく6年の小倉瑞歩さん(12)は「石井さんは歌もうまく、先輩として尊敬している。会えてすごくうれしい」と話した。

同校訪問前には雨の中、大津漁港を訪れ、震災犠牲者の冥福を祈った。また、市役所では豊田市長らと懇談。震災復興へ石井さんが500万円を市に寄付していることから、豊田市長は「石井さんのおかげでここまで復興できました」と歓迎。豊田市長や石田副市長から市の復興状況などの説明を受けた。

石井さんは「北茨城はものすごいスピードで復興している。今後も声が続く限り歌い続け、北茨城の震災の記憶を多くの人に伝えていきたい。それが最大の貢献になる」と話した。(小室雅一)

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