水戸のスーパー 店内に車、7人重軽傷 容疑の男逮捕 運転操作誤りか
1日午後3時35分ごろ、水戸市元吉田町のスーパー「パワーマート住吉店」で、女性から「店に軽乗用車が突っ込んだ」と119番通報があった。水戸署によると、軽乗用車は店舗出入り口のガラス製自動ドアを突き破って建物内に突入、数メートル進んで止まった。店内にいた買い物客らが次々にはねられ、買い物をしていた同所、無職、西野雅子さん(50)が左鎖骨を折って重傷を負うなど、20〜70歳代の客と従業員男女計7人が重軽傷を負った。
水戸署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、車を運転していた同所、調理師、白土哲夫容疑者(64)を現行犯逮捕した。
同署によると、白土容疑者は同店で買い物後に帰宅するところで、「店舗の駐車場から外に出ようとした。事故を起こしたのは間違いない」と容疑を認めている。同署は、白土容疑者が何らかの理由で運転操作を誤ったとみて、事故原因を調べている。
同署によると、白土容疑者の車は、駐車場で別の軽乗用車に衝突した後、そのまま自動ドアを破ってレジを抜け、総菜コーナー近くで止まった。
事故当時、店内で買い物中だった近所の会社員男性(21)は「『ドシャーン』と大きな音がして、車が突っ込んでいた。客が多く来ていた時間帯で、悲鳴が上がっていた。店員の誘導に従って、すぐに店を出た。巻き込まれていたらと思うとゾッとする」と振り返った。
現場はJR水戸駅から南に約3・3キロの住宅街の一角。











