新練習場18年供用へ 城里町とJ2水戸が協定
城里町小勝の旧町立七会中学校について、町がサッカー・J2水戸ホーリーホックの新練習拠点などとして改修し、J2水戸が10年以上使用することを盛り込んだ協定が21日、両者の間で締結された。クラブハウスや芝生グラウンドなどを整備し、2018年4月から供用を始める予定で、廃校利用のクラブハウスはJリーグで初めて。
協定によると、町が施設の実施設計と整備を行う。J2水戸は施設を供用開始から最低10年間は使い、使用料金を支払うとともに、スポーツ・観光振興、町民との交流など、町との連携事業に取り組む。
町の説明では、工事費は1億5千万〜2億5千万円を見込み、17年度予算に計上予定。7割が国から償還される合併特例債などを財源にすることで、町民の負担を減らしたい意向だ。
J2水戸は高齢者向けの健康増進教室、子どもたちと選手が触れ合えるサッカー教室などを連携事業の例として挙げ、積極的に地域貢献を図る方針。
旧七会中の校舎は築19年とまだ新しく、延べ床面積約2750平方メートル。選手用ラウンジやシャワー室、トレーニングジム、事務室などを備えるクラブハウスに改修するほか、老朽化した七会支所、七会公民館も移転、一体化し施設の維持管理費を抑える。校庭には芝生のサッカーコート2面を設置し散水装置も付ける。
現練習拠点は水戸市水府町の那珂川河川敷とその周辺で、グラウンドは冠水被害に遭いやすく、散水設備がないなど難点を抱える。また、クラブハウスは選手寮の役割が主で機能を十分に果たしていないため、両者は旧七会中の活用を協議してきた。
同日は同町石塚の町役場で協定締結式が開かれ、上遠野修町長は「観客を年間10万人以上集める企業に来ていただくことは、町のPRや活性化につながる。(新拠点で)力を付け、J1鹿島と互角に戦えるチームになってほしい」と期待を寄せた。
沼田邦郎社長は「チーム強化のステップアップになると確信している。施設を利用し、世界に羽ばたく夢を抱き、夢を与えられるクラブに成長したい」と、力強く語った。 (今井俊太郎)










