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子ども力士が熱戦 筑西でどすこいペア 勢関に挑戦も

力を合わせて勢関(右)を土俵の外に押し出す子どもたち=筑西市舟生
力を合わせて勢関(右)を土俵の外に押し出す子どもたち=筑西市舟生


筑西市関城地区のナシと相撲の祭典「第27回どすこいペア」(同実行委員会主催、市観光協会共催)が4日、同市舟生の市役所関城支所をメイン会場に開かれた。園児や小学1年生が競う「ちびっ子相撲」やナシ狩り、ステージ発表などが繰り広げられ、会場は大勢の来場者でにぎわった。

同地区で生産が盛んなナシの収穫を祝い、奉納された「梨相撲」にちなんだイベントで、同市の四大まつりの一つ。今年は大相撲幕内の勢関たちがゲストで登場し、「力士に挑戦」のコーナーでは、数人で挑んだ子どもたちを逆さまに抱え上げたりして土俵を沸かせた。

ちびっ子相撲では、子どもたち計126人が4部門に分かれて熱戦を展開。保護者や観衆が大きな声援と拍手を送った。「年長の部」で優勝した同市下岡崎、菱沼祐太ちゃん(6)は「相撲が大好き。楽しかった。来年も優勝したい」と話し、満足げな表情を見せた。

会場近くの大木守さん(55)方の農場ではナシ狩りが行われた。親子連れがもぎったナシをその場で頬張っては「甘い」と声を上げた。つくば市千現の筑波大3年、野口怜夏さん(22)は「5個は食べたい」と笑顔。大木さんは「『おいしい』の言葉が最高にうれしい」と目を細めていた。 (溝口正則)

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