事故の怖さ、リアルに再現 神栖四中、交通ルール学ぶ
スタントマンが交通事故を再現し、事故の恐ろしさや交通ルールを学ぶ交通安全教室が18日、神栖市大野原中央の市立神栖第四中学校(須田匡信校長、生徒434人)で開かれた。全校生徒がスタントマンによる迫真の「事故」に見入っていた。
同教室は、交通事故の場面をリアルに再現することで恐怖を実感させ、それにつながる危険な行為を未然に防ぐ「スケアードストレート」と呼ばれる技法を取り入れた教育方法。県の交通安全に関する教育事業の一環で実施された。
スタントマンは、傘や携帯電話を使用しながら運転する自転車の衝突やトラックの内輪差による巻き込みなど事故を次々と再現。生徒たちは、衝突音や自動車にはね飛ばされるスタントマンの姿に驚きの表情を浮かべていた。
また、生徒たちに正しい乗り方を実演させ、事故が発生する原因を説明し、交通ルールを守ることの大切さを訴えた。
同校3年の永井美加さん(14)は「事故の怖さを知った。自転車に乗る自分たちも加害者になり得ることを忘れず、ルールを守り安全運転を心掛けたい」と話した。 (関口沙弥加)