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地元産栗料理に舌鼓 笠間、生産者らPRへ試食会

笠間産の栗をふんだんに使った和膳を味わう参加者たち=笠間クラインガルテン
笠間産の栗をふんだんに使った和膳を味わう参加者たち=笠間クラインガルテン


笠間市産の栗を使った料理を味わってもらい、栗の消費拡大をアピールする試食会「かさま秋の美食」が11月29日、笠間市本戸の笠間クラインガルテンそば処で開かれ、生産者や市民ら34人が考案したコース料理「栗御膳(ごぜん)」を味わった。

試食会は、市内の栗生産者や加工業者、JA常陸、県、市などで構成する「笠間の栗グレードアップ会議」が2011年から実施。毎年店を変えながら、工夫を凝らした栗料理の提供を依頼している。

栗御膳は同市産の栗のほか、同市産の野菜をふんだんに使用。メニューは、前菜の「栗のスープ」をはじめ、食事類には「栗のイガ揚げと季節天」「黒米いなり」、栗の実が入ったけんちん汁の「つけけんちんそば」。デザートには栗ジャムを付けたソフトクリームなど10種類で構成。調理した吉田貢太郎クラインガルテン所長(30)は「スープは栗のふわっとした甘みを生かし、季節の天ぷらでは栗のイガをそうめんを使って表現した」などと工夫した。


試食したフードアナリストで笠間ブランディングアドバイザーを務める藤原浩さんは「上品で笠間ならではの味に仕上がった」と絶賛。参加者の40代女性は「初めて味わった栗のスープがおいしかった。イガ風の天ぷらは、中にほんのり甘い栗が入って、食感がとてもよかった」と満足な表情を浮かべてた。

料理は12月末までの平日、3日前予約で食べられる。税込み3千円。問い合わせ、予約は同店(電)0296(70)3022

(武藤秀明)



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