仏灯台 色彩豊か40点 武石さん油彩画展 ひたちなか
「灯台めぐり ペダルの旅」を本紙生活面で連載中の画家、武石堯(とおる)さん(79)=大洗町=の個展が、ひたちなか市笹野町のギャラリーエスパースで開かれている。3年前から巡っているフランスの灯台の風景を描いた色彩豊かな作品が展示される。11日まで。
武石さんは千葉県・犬吠崎灯台を皮切りに、自転車で灯台巡りを開始。本紙連載は1998年に始まり、28日付で349回を数える。2002年からは舞台を国内から英国とアイルランドに移した。
14年6月にはフランス最北端の港町からフランス編をスタート。年に1回、約1カ月かけて旅を続けており、「英国の灯台は質実剛健な感じがあるが、フランスの灯台は遊びの要素がある」と印象を語る。
会場には紙面に掲載された灯台を中心に、油彩画約40点を展示。寺院建築のような装飾が施されたコードゥアン灯台は、大きさ100号の大作。巻き付くようにらせん階段が設置されているアルフレッチ灯台や、八角柱をえぐったような形のキャンシュ灯台など、個性ある灯台を描いた作品が並ぶ。壮大な自然の中にそびえ立つ灯台の美しさも楽しめる。
期間中は毎日午後1時から、武石さんによる作品解説や旅の思い出、創作方法などを語るギャラリートークが企画されている。
今年3月で80歳を迎える武石さんは「80歳になるのが楽しみ。ワクワクしている」と話し、体調管理に気を配りながら、6月にはさらにフランス西岸を旅する予定だ。
武石さんの個展は午前10時〜午後6時(最終日は同3時)で、期間中は無休。












