2017年2月22日(水)

模擬スマート工場整備 県工業技術センタがIoT導入を支援

中小企業に開放

完成した模擬スマート工場でロボットを視察する橋本昌知事と関係者=茨城町長岡
完成した模擬スマート工場でロボットを視察する橋本昌知事と関係者=茨城町長岡

インターネットで各工程のロボットを動かし、生産する「スマート工場」のモデル施設が、茨城町長岡の県工業技術センターに完成した。産業用ロボットやIoT(モノのインターネット)の導入を検討する中小企業などに開放する。県によると、模擬スマート工場を公的機関に設置するのは全国で初めて。21日、同所で完成式典が開かれた。


模擬スマート工場は、県が中小企業支援のため、約1億1500万円をかけて整備した。広さは約60平方メートル。部品などの「加工」や「組み立て」「検査」の3工程で構成し、ロボットを1台ずつ設置した。

ロボット3台をネットワークで結び、作業者が離れた場所からパソコン、タブレット、スマートフォンで指示することができる。IoT活用により、各工程の進捗(しんちょく)をリアルタイムで把握できるほか、問題が発生した場合、すぐに生産計画や指示を最適化できる。

同工場の利用により、中小企業がスマート工場を自前で構築する場合、より具体的に検討できる。既にIotを導入した企業も、設備の改良など課題解決に向けて実証できるメリットがある。

県は、中小企業のスマート工場化による生産性向上を支援する。中小企業が利用しやすいよう、当面は無料とする。年間30〜40社の利用を見込む。

完成式典で、橋本昌知事は「国際社会で日本が現在の地位を保っていくには、IoTとロボットの活用は不可欠。(中小・中堅企業が)IoTを導入し、地域経済をけん引してほしい」と期待感を示した。

武者也寸志センター長は「ロボット技術者の育成や共同研究、産学連携の場としても活用してほしい」と話した。 (大平賢二)



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