若き精鋭55人 県立消防学校、初任科の卒業式
県立消防学校(飛田剛利校長)の第102期初任科の卒業式が14日、茨城町長岡の同校で開かれた。5カ月間に及ぶ厳しい訓練を終えた55人の若き消防士たちが決意を新たにした。
同校には昨秋、県内13消防本部に2016年度採用された消防職員が入校。寝食を共に過ごし、消火技能や救急・救助活動などの消防士に必要な知識や技術を学んできた。
飛田校長は卒業生一人一人に卒業証書を手渡した後、「あすからは実際の災害現場に繰り出すことになる。さらなる研さんを積み重ね、住民の期待に応えることのできる消防士になってほしい」と激励した。
卒業生を代表し、総代の市村貴大さん(27)=鹿行広域事務組合消防本部=は「各本部に戻っても感謝の心と向上心を持ち続け、住民から信頼される消防官となるよう日々精進していく」と力強く誓った。 (鈴木愛美)