平和祈る「和」の文字 水戸・護国神社 笹島さんが揮毫

「世界平和の日」に合わせ、水戸市見川1丁目の県護国神社で21日、水戸市出身の書家、笹島沙恵さん(30)が平和を祈って、「和」の文字を揮毫(きごう)した。
全国47の護国神社で一斉に行われたイベントで、和プロジェクトTAISHI(名古屋市、宮本辰彦代表)が企画した。佐藤昭典宮司の祝詞奏上などの神事の後、笹島さんが拝殿前で筆を振るった。
笹島さんは、東京と水戸で書道教室「ふたばの恵」を主宰している。「静寂の中、気が引き締まり、清らかな心で書に臨めた。和の精神を文字に込めた。来年もイベントが続けばよい」と話した。
佐藤宮司は「聖徳太子の和の精神が広まればよい」と話していた。笹島さんの作品は額装して、11月10日の秋の例祭で展示する。