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中2英語、会話重視へ 県内、タブレットで実力診断

タブレット端末を利用した英会話力のテストに臨む鉾田市立旭中の生徒たち=同市造谷
タブレット端末を利用した英会話力のテストに臨む鉾田市立旭中の生徒たち=同市造谷


県内の中学2年を対象に、会話力の向上を重点にした新たな英語学習が27日、始まった。10月中旬までに全公立中の生徒約2万5千人を対象に、タブレット端末を使った英会話のテストを行い、その結果を今後の学習方法や授業の改善に役立てる。同日は、鹿行地区の9校でテストを実施した。

国際社会で活躍できる人材育成を狙いに、県教委が本年度始めた「中学校英語力向上事業」の一環。生徒はタブレット端末で外部機関のテストを行い、「話す」能力を自己診断。外部機関が、端末に録音されたデータを分析した結果を、生徒と教員にフィードバックし、課題の解決や改善に役立てる。

鉾田市立旭中(同市造谷、清水政信校長)は同日、2年生約90人がテストに臨んだ。「音読」「質問を聞いて応答する」「ストーリーを英語で話す」「自分の意見を述べる」の4項目約25分のテストで、会話力を診断した。イヤホンとマイクを装着した生徒たちは、真剣な表情でタブレットに向き合い、一語ずつ正確に発音したり生き生きと英語で表現したりしていた。

テストに挑んだ同校の山崎登也さん(14)は「自分の英語力が分かった。もっと話せるようにしっかり勉強したい」。南雲にしきさん(14)は「英語は好き。頑張って日常会話ができるようになりたい」と話した。

今後は10月20日にかけて順次、各地区ごとにテストを実施する予定。 (朝倉洋)



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