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鳥インフルで防疫演習 水戸で市町村や農林事務所職員

車両消毒に使用する「動力噴霧器」を体験する参加者ら=水戸市上国井町
車両消毒に使用する「動力噴霧器」を体験する参加者ら=水戸市上国井町


高病原性鳥インフルエンザなど特定家畜伝染病に備える防疫演習が5日、水戸市上国井町の県農業総合センター農業研究所で行われた。県北、県央地区の市町村や県農林事務所の職員ら約130人が、防疫の手順や作業を確認した。県北、県央の2県農林事務所と県北家畜保健衛生所が主催。

参加者は、発生状況や防護措置の手順について説明を受けた後、発生農場で作業する班と、集合場所で作業員を支援する班、指定した地点で消毒する班の3班に分かれ、防護服の着用や、車両の消毒に使う「動力噴霧器」の運転、通行制限などを実演した。

県内では2005年、常総市などで養鶏場の鶏約568万羽を殺処分する被害があった。これを受け、県は06年から毎年、防疫演習を行っている。12年からは関係機関と連携し、地域別に開催。今年も10月4〜30日までの間、県内各地で計5回、演習を行う予定。

最近では、昨年末から約半年間、野鳥から相次いでウイルスが検出された。

同保健衛生所の大内義尚所長は「演習を通し、(参加者に)迅速確実な防疫を行うことを覚えてもらい、発生に備えたい」と力を込めた。 (磯前有花)

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