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「中立公平な調査を」 取手中3自殺 両親、知事に訴え

大井川和彦知事(右)と面会する中島菜保子さんの両親=県庁
大井川和彦知事(右)と面会する中島菜保子さんの両親=県庁


2015年11月、取手市立中学3年の中島菜保子さん=当時(15)=が日記に「いじめられたくない」と書き残して自殺した問題で、いじめと自殺の因果関係を検証する調査委員会を県に設置する条例が成立したことを受け、中島さんの両親が6日、県庁で大井川和彦知事と初めて面会し、「菜保子のためにも、しっかりと調査してもらいたい」と訴えた。大井川知事は「お気持ちは受け止めました。お二人の気持ちに寄り添う形でしっかりと調査していく」と応えた。

菜保子さんの父、中島考宜さんは、新たな調査委について「菜保子の気持ちになって何が起きていたのか調査してほしい。それで初めて、何も言えない菜保子に対して中立、公平な調査になる」と求めた。

大井川知事は、12月にも調査委を設置する意向や委員の選定状況などを伝えた上で、「要望に添った形で調査できるよう精いっぱい努力していく。最優先で取り組みたい」と述べた。

面会後、会見した考宜さんは「重大事態に該当しないことをベースに調査が行われたと考えている」と取手市教委の調査について認識を示し、「私たちの思いとしては引き継いでほしくない」と県に一からの調査を求めた。

大井川知事は「被害者の方の気持ちに寄り添って何が起きたのか客観的に調査したい。このような痛ましい事故が二度と起きないよう、子どもたちの教育環境をより良くするために生かしたい」と話した。(朝倉洋)



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