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めぶきFG、国立3大学と連携協定 ベンチャー企業支援

連携協力協定を締結した常陽銀行の寺門一義頭取(左端)、足利銀行の松下正直頭取(右端)と、茨城、宇都宮、筑波の各大学関係者=つくば市吾妻
連携協力協定を締結した常陽銀行の寺門一義頭取(左端)、足利銀行の松下正直頭取(右端)と、茨城、宇都宮、筑波の各大学関係者=つくば市吾妻


めぶきフィナンシャルグループ(FG)の常陽銀行(本店水戸市)と足利銀行(同宇都宮市)は7日、筑波、茨城、宇都宮の国立3大学と連携協力協定を締結した。大学発のベンチャー企業の創業や新事業創出を後押しするのが狙いで、基礎研究や起業前の実験段階の研究に資金提供していく。支援策の第1弾として、3大学が応募した中から各1プランを選定し、寄付金50万円ずつを贈呈した。

同FG発足に伴う取り組みの一環で、茨城、栃木両県の国立大学とより強固な連携を図ることで、地方創生や地域活性化を目指していく。両行はそれぞれ同じ県に所在する大学とは連携協定を締結済みで、同日は、常陽銀行と宇都宮大、足利銀行と筑波大、茨城大が新たに協定を結んだ。

両行は、同FGの「めぶきビジネスアワード」に大学発ベンチャー支援枠を新設し、研究開発資金の提供や販路拡大の支援に取り組むほか、産学連携イベントやインターンシップの機会なども提供していく。

締結後、常陽銀行の寺門一義頭取と足利銀行の松下正直頭取は3大学の副学長とともに記者会見した。

筑波大の金保安則副学長は「若い研究者にとって、こうした支援はありがたい。ベンチャー創出を目指し取り組んでいく」と謝辞。寺門頭取は「資金だけでなく、FGが保有するさまざまな機能を活用し、まずは寄付金を贈呈した三つのプランの事業化を支援していく」と話した。 (松崎亘)



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