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児童が商業体験 大洗で「子ども商店街」

下級生らを相手に手芸品を販売する大洗小児童=大洗町磯浜町
下級生らを相手に手芸品を販売する大洗小児童=大洗町磯浜町


大洗町磯浜町の曲がり松商店街で10日、町立大洗小(沢畑好朗校長)の児童による「子ども商店街」が開かれた。地元店舗の協力を得ながら、商業を通して社会の仕組みを学んでもらうのが狙い。6年生約90人が参加し、店の軒先を借りて食べ物や手芸品を販売、地域のにぎわいづくりにも一役買った。

子どもたちは金融機関に販売計画を説明し、出店に必要なお金を準備。各商店から品物を仕入れた上で、地域住民や下級生らを相手にセールスを繰り広げた。少しでも売り上げを伸ばそうと、「割引しています。いかがですか」などと大きな声でアピールする姿があちこちで見られた。

「割烹旅館 さかなや隠居」の店先でお菓子や煮豆を売った大川愛心(あみ)さん(12)はお金を管理する「経理」の役を担当。「たくさん売れたので計算が大変だったけど、うれしかった」と笑顔をのぞかせた。同店のおかみ、大里和子さん(68)は「子どもたちは元気いっぱいで、立派に商売していた。商店街も元気づいた」と目を見張っていた。

同校は、子ども商店街の純利益を町に寄付することを考えている。(鈴木剛史)



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