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息のむダイヤモンド筑波

曇りがかった空から昇る朝日を眺める参加者=12日午前7時5分、結城市結城
曇りがかった空から昇る朝日を眺める参加者=12日午前7時5分、結城市結城


筑波山の二つの峰の間から太陽が昇る「ダイヤモンド筑波」の観賞会が12日、結城市結城の宿泊施設、結城ガーデン(多田和夫社長)で開かれた。宿泊客や写真愛好家らが参加し、筑波山と強い輝きを放つ太陽の“共演”に息をのんだ。

同施設は、毎年12日午前7時5分ごろ、ダイヤモンド筑波を見ることができ、十数年前から観賞会を企画している。空が明るくなり、男体山と女体山の間から朝日が昇り出すと、集まった人たちからは「来た」「万歳!」と声が上がった。この日はあいにく、薄い雲がかかりはっきりと太陽を捉えることができなかったが、参加者は筑波山からのぞく強い光に見入っていた。

初めて訪れたという埼玉県宮代町、栗原悦子さん(70)は「ちょっと雲が邪魔したが、素晴らしかった」と笑顔。同県幸手市、関根美智子さん(70)は「筑波山のど真ん中から上がってくるエネルギーを感じ、毎年感激している。今年も家内安全を願った」と話した。(平野有紀)



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