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職員、対応や連携確認 つくば市、大地震想定して訓練

災害対応訓練で市内の被害状況をマイクで読み上げ報告する市職員=つくば市役所
災害対応訓練で市内の被害状況をマイクで読み上げ報告する市職員=つくば市役所


大規模地震の発生を想定したつくば市の職員災害対応訓練が24日、同市研究学園の市役所で実施された。職員など約100人が参加し、災害発生時の役割や職員間の連携を確認、庁舎内で迅速な対応に当たった。

訓練は、本県南部で同日午後1時半ごろに大地震が発生し、同市で最大震度6強を観測したと想定。庁舎内に訓練開始を知らせる放送が流れた後、(1)対策本部の立ち上げ(2)災害対応訓練(3)対策本部の会議開催-という流れで行動に移った。対応訓練では、あらかじめ用意されていた市内各地の被害状況などが担当部局に次々に伝えられ、担当部局が状況への対応策を話し合い迅速に判断。その後、災害対策本部や他部局と連絡を取り合うなどし、素早い対応に臨んだ。

また、職員が「適正な対応ができているか」をチェックする役割として、近隣自治体の職員らが「評価員」として参加。市職員の連携などを評価した。

終了後、評価員からは「情報収集に追い回されている」「いろいろな判断を下さなければいけない対策本部長(市長)の、思考環境を整えておくことが大事」などと助言があった。五十嵐立青市長は「今後も訓練を積み重ね、しっかり対応できるようにしたい。経験値を高め、市民を守れる自治体になりたい」と話した。 (高阿田総司)



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