2018年4月19日(木)

中小企業IoT導入支援 県工業技術センター 新施設が完成 商品開発後押し

レーザーで立体形状を読み取り、3Dプリンターで造形できる設備などがそろう「IoT/食品棟」=茨城町長岡の県工業技術センター
レーザーで立体形状を読み取り、3Dプリンターで造形できる設備などがそろう「IoT/食品棟」=茨城町長岡の県工業技術センター

県内中小企業のIoT(モノのインターネット)導入や発酵食品開発などを支援する県工業技術センターの「IoT/食品棟」が18日、茨城町長岡の同センター内に完成した。これまで活用されていた「スマート工場」のモデル施設などを集約した。共同研究しやすい環境を整えたことで、県は、企業の商品・技術開発の後押しを一層強化していく。同日、式典が開かれ、関係者や来賓が新施設の完成を祝った。


建物は2階建てで、延べ床面積約1650平方メートル。試験・分析機器などの多くは従来あったものを移動させた。セキュリティーはさらに強化され、全室でICカードで施錠するドアを採用した。総工費は約6億1300万円。

IoT関連では、模擬スマート工場が約1・5倍の面積に拡大された。部品の加工や組み立て、検査の3工程で構成し、計4台のロボットが稼働。ロボット関連部品やセンサーなどの開発支援を行う。レーザーで立体形状を読み取り、3Dプリンターで造形できる設備も備える。

また、模擬スマート工場はガラス張りになったことで、子どもたちなどの見学受け入れも可能となった。

食品に関しては、発酵食品や地元食材などを活用した加工品開発支援を行う。食品試作室の集約、拡大により、施設内で試作から分析までが可能となった。衛生面も改善され、納豆菌や酵母菌など微生物の品種を解析する設備や、納豆の試作、レトルト加工用機器も設けられた。

県は、同施設ができたことで、ものづくり産業から情報やサービス産業まで支援を広げていく考え。大井川和彦知事は「企業の進路をリードする利用価値の高い施設として、事業の拡大発展に役立ててほしい」と話した。 


(磯前有花)

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