こだわりのメロン 下旬から本格出荷 JA水戸・茨城町部会
JA水戸の茨城町メロン部会は17日、同町城之内の城之内集出荷場で、「メロン出荷目ぞろえ会」を開いた。生産者の出荷規格を統一し、産地としてのブランド力を高めるのが狙い。JA水戸のメロン生産の中心となる同町は県内有数の産地になっている。
茨城町メロン部会は、3月26日に県内で最も早い出荷を迎えた。出荷の最盛期を前に、石川峯男部会長は「気象条件が悪かったが難局を乗り越えたい。4月下旬から本格的な出荷が始まる」とあいさつした。
メロン生産農家の大塚茂さん(59)は「今年は寒暖の差が極端だった。温度や湿度管理に苦労したが、こだわりのいいメロンができた」と語り、「寒い2月は生育が遅れ、暖かい3月は早くなったため、メロンの出荷時期が集中することも考えられる。単価が下がってしまう可能性もある」と不安も口にした。