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竜巻6年 つくば北条地区 バケツリレー競争 住民、防災意識高める

バケツリレー競争で盛り上がる「春の北条市」=つくば市北条
バケツリレー競争で盛り上がる「春の北条市」=つくば市北条


6年前に竜巻の大きな被害を受けたつくば市北条地区の商店街で5日、「春の北条市 防災イベント(竜巻から6年)」が開かれた。住民らがバケツリレー競争を行うなどして防災意識を高めるとともに、災害から立ち直った姿をアピールした。北条街づくり振興会と北条商店会の主催。

北条市は、通りが歩行者に開放され、市内外の約40店が出店。家族連れなど約4千人の人出でにぎわった。昨年までに街の復旧が一段落したため、イベント名にあった「復興」の2文字が今年から外された。

五十嵐立青市長は「皆さんがたくましく復興を遂げていることに心から敬意を表する」とあいさつ。5人1組で運んだ水の量を競うバケツリレー競争には11チームが参加し、仲町第一チームが優勝した。

竜巻は2012年5月6日午後0時35分ごろ、常総市で発生し、つくば市北部までの約17キロを移動。同地区は国内観測史上最強クラスの竜巻に襲われ、死者1人、負傷者37人、建物損壊約1100棟の被害を受けた。

北条街づくり振興会の坂入英幸会長(68)は「危機意識を継続できる機会をつくりたい。災害は体験した人でなければ分からない。語り伝えていきたい」と話した。

防災意識を高める取り組みが、地元の学校や市でも続いている。同地区に今春開校した秀峰筑波義務教育学校は4月20日、竜巻を想定した避難訓練を実施。松本義明校長は「危機意識は薄れていくが、決して忘れてはいけない」と話した。

市は災害発生時の対応や備えなどを伝える「出前講座」を年間約30回開いている。市内の公民館や小中学校で、災害発生時の適切な対応などを呼び掛けている。(高阿田総司)

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