サバに合う日本酒PR
吉久保酒造(水戸市本町)の吉久保博之社長(37)が15日、県庁に大井川和彦知事を表敬訪問し、3月8日の「サバの日」に発売したサバ料理専門の日本酒「サバデシュ」をPRした。
特定の魚種向けに開発された日本酒は珍しい。本県が漁獲量日本一のサバの魅力発信にも一役買っていく。
同社によると、「サバデシュ」はサバをおいしく食べられるように、一般的な日本酒と比べ、酸度やアミノ酸を多く含むのが特徴。苦味とうま味のある辛口の酒に仕上げた。国内だけでなく台湾や韓国、米国など海外からも引き合いが来ているという。
吉久保社長は「何種類もの酒をブレンドしてサバの生臭さを消し、脂を甘く感じるようにした」と紹介。大井川知事は「若手経営者が頑張る姿はうれしい。日本酒の新しい可能性が出てきた」と激励した。