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浸水被害に備え 排水ポンプ訓練 筑西市

筑西広域消防本部の協力で、排水ポンプの操作訓練を行う筑西市職員ら=筑西市岡芹
筑西広域消防本部の協力で、排水ポンプの操作訓練を行う筑西市職員ら=筑西市岡芹


本格的な台風シーズン入りを前に、筑西市は5月30日、同市岡芹の勤行緑地で、筑西広域消防本部の協力を得て、市職員に対する移動式排水ポンプの操作訓練を実施した。訓練は、突発的な大雨で住宅地などに一時的な浸水が発生したケースを想定。防災や道路管理を担当する市職員の初動対応を訓練する狙いがあり、梅雨の季節を前に毎年実施されている。

訓練には市民環境部と土木部の市職員、市役所で研修中の国職員、指導する消防署員ら26人が参加した。職員らは消防署員の指導を受けながら移動式排水ポンプを稼働させて五行川の水を吸い上げ、近くの他の水路に排水。真剣な表情で吸水管や排水ホースの装着、ポンプのエンジン始動などの操作手順を学んだ。

排水ポンプは、同市二木成の防災倉庫に保管されている4台を使用した。参加した道路維持課職員の新山将広さん(29)は「研修を行うことによって災害時にスムーズに作業ができる」。筑西消防署の仁平昇副署長(46)は「消防署と市役所が一体となって、市民の安全安心のため、有事の際に対応していきたい」と話した。

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