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土面を知事に寄贈 「陶炎祭」コンクール受賞者の2人

佐野有子さん(右)らが陶炎祭の土面コンクールで入賞した作品を寄贈した=県庁
佐野有子さん(右)らが陶炎祭の土面コンクールで入賞した作品を寄贈した=県庁


笠間焼の祭典「第37回陶炎祭」の作家土面コンクールで、最優秀の県知事賞に輝いた石岡市の佐野有子さん(43)と県議会議長賞を獲得した笠間市の安藤昌彦さん(47)の2人がきのう、県庁を訪れ、大井川和彦知事と山岡恒夫議長に受賞作品を寄贈した。

佐野さんは東京都出身で笠間市の窯元で修行し、2005年に独立。受賞作は木目と歌舞伎を組み合わせた作品で、本物の木材を参考にしつつ、人間らしい表情にアレンジした。「受賞できたことは光栄。これを励みに、歌舞伎シリーズも作っていきたい」と意欲を見せた。

安藤さんも東京都出身。受賞作はピカソの作品から着想した。「もやのかかったような表現や色使いにこだわった。受賞には驚いている」と喜びをにじませた。大井川知事は「笠間焼は若手がどんどん入っていて勢いを感じる。今後が楽しみ」と期待感を示した。



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