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五輪キャンプへ覚書 結城市とカザフスタン

覚書に調印した結城市の前場文夫市長(右から2番目)とカザフスタンオリンピック委員会スポーツ部長のイルシヤール・カナガトフ氏(同3番目)=同市中央町の市民文化センターアクロス
覚書に調印した結城市の前場文夫市長(右から2番目)とカザフスタンオリンピック委員会スポーツ部長のイルシヤール・カナガトフ氏(同3番目)=同市中央町の市民文化センターアクロス


2020年東京五輪に向け、結城市がカザフスタン空手チームの事前キャンプ地に決まったことを受け、同市と同国オリンピック委員会は10日、覚書を交わした。調印式が同市内で開かれ、前場文夫市長と同委員会スポーツ部長のイルシヤール・カナガトフ氏が覚書に署名した。県オリンピック・パラリンピック課によると、県内自治体で事前キャンプ地として合意に至ったのは6市町8例目。

覚書では、空手競技の事前キャンプを18、19、20の各年1回、同市内で行うことに合わせて、今後の末永い交流に向けた協議を進めることを確認。両者が東京五輪の枠にとどまらず、多様な分野で関係を発展させていくよう努めていく。

同国の空手チームはアジアの強豪。東京都内で開かれる国際大会出場のため、1日に来日した。鹿窪運動公園などで事前キャンプを行ったほか、地元で空手を学ぶ子どもたちとの交流の機会もあった。

調印式には両者の関係者のほか、事前キャンプを終えた選手団24人も参加。前場市長は「事前キャンプを行う意義を大いに感じた10日間だった。覚書を礎に、今後も関係がさらに発展していくことを期待している」とあいさつ。カナガトフ氏は「空手はカザフスタンでとても人気がある。もっと関係を強化をしていくことに協力する」と期待を寄せた。 (平野有紀)

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