JA共済連茨城 歩行用耕運機16台寄贈 県内農業関係7高校に
農業への興味や関心を高めてもらおうと、JA共済連茨城は22日、県内の農業関係高校7校に、手押し型の歩行用耕運機計16台を寄贈した。
地域貢献活動の一環として、今年初めて寄贈。農業機械の操作を通して現場感覚を身に付け、就農意欲を高めてもらうとともに、女性でも操作しやすいことから「農業女子」の育成などが狙い。
贈呈式は同日、那珂市東木倉の県立水戸農業高で開かれ、JA共済連茨城の柴田明良本部長が「農業の楽しさや素晴らしさを実践を通じて体験して、日本の農業を背負って立つ人材になってほしい」とあいさつ。同校の羽生昭男校長は「農業機械の充実と農業女子を育てるきっかけとして感謝している」と述べた。
式典後、生徒らが早速、JA担当者から説明を受けながら、同校の農地で操作を体験。農業科3年の松本さやかさんは「実習で大切に使わせていただき、おいしい作物を育てていきたい」と話した。(朝倉洋)